”舞踏会”というロマンチックな響き。
憧れたことのある方も多いのではないでしょうか?(もちろん夢子もその一人。)
今回はそんな憧れの場所に行ったような気分になれちゃうかも?なこちらの作品。
作品紹介
【作品名】
明日は舞踏会(2000年)
【作者名】
鹿島茂(1949-)
19世紀パリ、乙女たちの憧れの場所は絢爛豪華な舞踏会!
中公文庫「明日は舞踏会」作品紹介より
男たちはダンディさを競い、女たちはコルセットを用い、自らの肉体を限界ぎりぎりにまで優美に仕立て上げ、会場は恋愛ゲームの可憐な戦場と化した・・・。
本書では、主にバルザック(二人の若妻の手記)、フローベール(ボヴァリー夫人)などの作品を題材に、舞踏会デビューまでの過程や貴族たちの日常が華やかに、そしてリアルに描かれていて、私たち読者を憧れの世界に連れて行ってくれます!
、、、が、行ってみてびっくり!
命がけのコルセットに、貴婦人たちのバトル、散策という名の品評会(もしくはオーディション?)・・・
まさに戦場!
男も女も超アグレッシブ!
本書によると、夜会や舞踏会は通常、夜の10時から始まり、家に着くのは真夜中の2時、、、遅ければ4時・5時という完全に昼夜逆転の生活。
起床後はたっぷり時間をかけて身支度、そのあとは若い愛人との逢引き、公園に散策にも出かけダンディー達の視線も集めなくてはいけません、、、夫や子供はそっちのけ(夫の方も似たようなものらしいですが)。
・・・どれだけ元気なの?
これらはほんの一部ですが、夢子なんて早々に脱落すること間違い無し・・・。
・・・それはさておき、華やかな舞踏会の裏側をこっそり覗き見しているような気分になりとても面白い一冊です♪
また当時流行していた衣装のカラー挿絵も30ページほどあり、眺めているだけでうっとりワクワクです!
とういうわけで、、、
舞踏会へ行ってみたい方は是非♡(行きたくなくなるかも)