今回は大好きな、そして夢子の乙女度ランキングBest3に入るであろう映画「ある日どこかで」
公開から40年以上たった今も熱烈なファンが多いという本作。
それも納得!キャスト、音楽、衣装、映像・・・何もかもが美しく幻想的な作品なのです。
ちなみに日本では過去、天海祐希さん主演で宝塚で舞台化もされています。
残念ながら宝塚版は観たことがないのですが、、、でも宝塚にぴったりのロマンチックな物語だと思います。
作品紹介
【作品名】
ある日どこかで(1980年)
<原題:Somewhere in Time>
【スタッフ・キャスト】
<監督>
ヤノット・シュワルツ
<原作・脚本>
リチャード・マシスン
<出演>
クリストファー・リーヴ
ジェーン・シーモア
<音楽>
ジョン・バリー
【あらすじ】
1972年、新人劇作家のリチャード(クリストファー・リーヴ)は謎の老婦人から古い金時計を渡された。
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そして8年後、彼は古い肖像画の貴夫人に魅せられ、それが老婦人の若き日の姿(ジェーン・シーモア)であることを知る。
やがてリチャードの想いは募り、いつしか過去へと心をさかのぼらせていき……。
メロドラマにタイムトラベルの要素を組み合わせて描いたラブ・ファンタジー映画の秀作。
おすすめポイント
①これぞ究極の愛?
時を超えて出会った二人の「一生に一度の愛」
愛しい彼女に会うため失敗にもめげず、何度も「時間旅行」を試みるリチャードの執念、いや情熱がすごい!
タイムトラベル物って、”ひょんなことから”別の時代に、ってパターンが多いと思うのですが、リチャードは違うんですよ。
自分が身につけている物全てをその時代の物に変える。(服装や所持金などなど・・・ここポイントです。)
あとはひたすら念力・念力・念力。
観ている夢子まで、「え、もしかしたら私もできるんじゃない?」って気分になってきます。
②とにかく美しい!
冒頭にも書きましたが、とにかく美しく、ロマンチック!
主役のクリストファー・リーヴとジェーン・シーモアが本当に美男美女でうっとり・・・。
C・リーヴといえばスーパーマンで有名ですが、私の中では「リチャード」なのです。
そしてJ・シーモアの儚げな美しさと言ったら!
そして音楽抜きには語れない!というほど音楽もまた素晴らしいんです。
ラフマニノフ、そしてメインテーマの”Somewhere In Time”などロマンチックで美しい音楽が物語をより一層盛り上げるのです。
もはや私は音楽を聴くだけで涙腺が刺激され、うるっと来ちゃいます・・・。
③原作イメージ通り
ついつい原作と映画を比べてしまい「やっぱり原作がいい!」となりがちな夢子ですが、、、
この作品に至っては、映画の方が好きかも。
って、それもそのはず!
なぜなら、原作者であるリチャード・マシスン自身が映画の脚本を担当しているんだそう。
だから原作の世界観そのままなんですね。
巻末にある解説では、ヒロインのモデルになったという実在の女優や、同じくモデルになった実在のホテルに関することをはじめ、数々のエピソードが書かれていて面白いので、原作も是非っ♪
まとめ
「結ばれる保証などない一生に一度の大恋愛」or「初めから出会わない運命」
人生の最後を迎える時、どちらが幸せ?(乙女の妄想)
ちなみに、映画の中で主人公リチャードが時間旅行について相談する教授の名前がジャック・フィニイなんです。
そう、先日投稿した「愛の手紙」(ゲイルズバーグの春を愛す)の作者の名前です。
これは原作者のリチャード・マシスンが敬愛する作家ジャック・フィニイに由来するものだと言われています。
実際、マシスンは生前「私が好きなファンタジー作家は、ずっと長いことジャック・フィニイだよ」と語っていたそう。やっぱりマシスンも彼の影響を受けているのね。
「ある日どこかで」を好きな人は、きっと「愛の手紙」も好きなはず。その逆も然り。
どちらも、夢子の好みにドンピシャな作品です♡