ドラキュラ

映画

先日、「ポーの一族」と「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」について書きましたが、、、

ヴァンパイア繋がりということで、フランシス・フォード・コッポラ監督の「ドラキュラ」も久しぶりに観直してみました。
(ほぼほぼ覚えてなかった)

原作は古典吸血鬼小説の傑作!ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」(1897年)。

これまでに何度も映像化されてきましたが、本作はその中でも「原作に忠実に」描かれているとのこと。

ちなみに以前、ブラム・ストーカー「ドラキュラ」誕生に大きな影響を与えた作品として「女吸血鬼カーミラ」について書きましたので、よろしければそちらも♪





作品紹介

【作品名】
ドラキュラ(1992年)
<原題:BRAM STOKER’S DRACULA>

【スタッフ・キャスト】
<監督>
フランシス・フォード・コッポラ

<出演>
ゲイリー・オールドマン
キアヌ・リーブス
ウィノナ・ライダー
アンソニー・ホプキンス

<衣装>
石岡瑛子

【あらすじ】

400年の時を彷徨い、永遠の愛を求め続ける哀しき男。
最愛の女性を失い、神への復讐を誓ったドラキュラ伯爵と、自殺した伯爵夫人と生き写しのミナとの出会い。

そして、ドラキュラ・ハンター、ヘルシング教授の登場!
婚約者ジョナサンがいるにもかかわらず、愛し合ってしまったミナと伯爵の愛の行方は・・・?

引用元:amazon prime video

おすすめポイント

豪華なキャスト陣!

なにしろ出演者が豪華です。

ドラキュラ伯爵を演じるのはゲイリー・オールドマン。

敵からの「ドラキュラは戦死した」と言う嘘の手紙を信じ、絶望し身を投げた妻。
愛する妻を失ったドラキュラは、神をも憎み暗黒の力と結束し復讐することを誓います。

↓特殊メイクですごいことになっています。
ちなみに特殊メイク無しの時は、ちょっとジョニー・デップ風味を感じるイケおじ。(ジョニー・デップが寄せに行ってる?)

ドラキュラ伯爵依頼のもと、トランシルヴァニアにある伯爵の城へ向かい、囚われの身となる弁護士ジョナサンを演じるのはキアヌ・リーブス

妖艶な女吸血鬼たちに翻弄されまくり、血吸われまくりです・・・。

ジョナサンの婚約者ミナ役にウィノナ・ライダー。

ジョナサンを一途に愛する清純な婚約者・・・のはずが、ドラキュラ伯爵との出会いにより心が揺らぐ・・・。

*ウィノナは、ドラキュラ伯爵の自殺した妻エリザベータ(ミナと瓜二つ!)と一人二役です。

そして原因不明の病気に関して世界一の名医&吸血鬼退治に大きな役割を果たすヴァン・ヘルシング教授を演じるには名優アンソニー・ホプキンス。

・・・吸血鬼=血ということで、血まみれ&若干グロい(大したことないけど)シーンも出てくるので、途中レクター博士(by羊たちの沈黙)かと・・・。

そうそう、キアヌ演じる弁護士ジョナサンを弄ぶ女吸血鬼(ドラキュラの花嫁的な役らしい)の一人に”イタリアの宝石”モニカ・ベルッチが出てきますよ。

え?こんなちょい役?特別出演?と思い検索してみたら、、、本作がハリウッドデビュー作らしいので、まだこの時はアメリカでは有名ではなかったのかな。

壮大な世界観そして映像美

ぶっちゃけツッコミどころも満載。

でも、そこはさすが巨匠フランシス・F・コッポラ監督!
見事な映像技術や斬新で美しい世界観は、観終わってみれば一級のエンタメ作品です。

そして本作で”アカデミー衣裳デザイン賞”を受賞された石岡瑛子さんによる素敵な衣装も見どころ!

あとは、とにかく若かりし日のキアヌとウィノナが美しい・・・。

1992年公開の映画なので、当時キアヌが28歳、ウィノナ21歳くらいかしら?

特に女吸血鬼に血を吸いまくられてるキアヌとか、ドラキュラ伯爵の城からやっとの思いで脱出したら白髪になってたキアヌとか。

油断するとアホ感出てしまう場面も、愛されキャラ♡キアヌ。憎めません。

果たして結末は?!(*ネタバレ有)

ネタバレ有りなのでご注意を!

ドラキュラを倒すには、心臓に深く杭を打ち込み、首を切ること。
(これは定番ですよね。)


ウィノナ演じるミナは、ドラキュラ伯爵の亡くなった妻エリザベータの生まれ変わりだからなのか、ドラキュラはミナを求め、そしてミナもドラキュラに惹かれていく(前世の記憶があるかのような描写も)。

色々あった果てに、トランシルヴァニアの城までドラキュラを倒しに行ったご一行。


でも、ミナはみんなの前でドラキュラにトドメを刺すことができず、、、。
(すでにドラキュラは瀕死の状態)

そこでキアヌ演じるジョナサンは言うのです。「彼女に任せよう」と。



二人きりになったミナは涙ながらドラキュラに口づけをし「愛しているわ」と告げトドメを刺します。

するとドラキュラは呪いが解けたかのように本来の姿(4世紀前の人間の姿)に戻り、死とともに長い苦しみから解放されるのであった・・・。

「愛が暗黒の力に打ち勝ったのだ。愛は死よりも強いのだ。」

<完>

↑ざっくりこんな感じでラストを迎え、ジョナサン&その仲間たちの再登場がないままエンドロールへ・・・。

え、結局ミナが愛していたのはドラキュラってこと?
あれ、キアヌ(ジョナサンでなく、もはやキアヌ。)とはどうなるの?
そもそも原作もラストこうだっけ???

原作を読んだのが、かなり前なので記憶があやふやな夢子。

最後の方だけ読み返してみましたが、上記のような描写は特になく(他の部分にあったらすみません)、その後ジョナサンとミナは無事結婚したらしく、二人の間には子供も誕生していました!キアヌ良かったね!

映画版の最後のあのシーンは、ドラキュラ伯爵とミナなのではなく、「ドラキュラ伯爵と妻エリザベータ」だったのでしょう。

400年もの間求め続けたエリザベータの愛によって、やっとドラキュラは救われた、、、と夢子は解釈しました。

映画の方がドラマチックな仕上がりですね。

原作に忠実に製作されたと言う本作ですが、細かいところは違ったり端折られている部分も多そう。

そんなわけで、この機会にもう一度読み直してみようと思う夢子でした。
(原作もとても読み応えがあるので、未読の方はぜひっ🎵)

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