洋画の中に出てくる迷子になりそうなほど広い貴族のお屋敷。
そんな時、遠い海外の別世界のお話だと思っていた夢子でしたが・・・
日本にもあったんです!迷子になりそうなほど広いお屋敷が!
当時、「東洋一の大邸宅」と称されたという旧前田家本邸。
<洋館>と<和館>が一般公開されていますが、今回はまさに「絢爛豪華」という言葉がぴったりな洋館について書いてみたいと思います♪
ちなみに以前、朝香宮邸(東京都庭園美術館)について書きましたが、乙女度ではこちらも負けていません!
旧前田家本邸とは
京王井の頭線「東大駒場前」駅で下車し、閑静な住宅街を歩くこと約10分・・・たどり着いたのは緑豊かな駒場公園。
その公園内に佇む「旧前田家本邸」は、旧加賀藩前田家16代当主の侯爵前利為候(1885-1942)の邸宅として昭和3年(1928)から昭和5年にかけて建設されました。
洋館は家族の生活の場であるとともに迎賓館としても利用できるように、そしてその洋館と渡り廊下で繋がった和館は外国からの賓客に日本文化を伝える空間として設計されたのだそう。
ちなみに、現在は目黒区立駒場公園として敷地と和館は目黒区が、洋館は東京都が管理しているのだそう。
そして平成25年(2013)に国の重要文化財に指定されたそうです。
公開日や時間など、詳細については下記東京都のHPをご確認ください。
https://www.syougai.metro.tokyo.lg.jp/sesaku/maedatei.html
英国風の重厚な洋館
イギリスにはカントリー・ハウスと呼ばれる貴族の館が多くあり、渡英中このような貴族の館を訪問していたという利為候。
そういった経験からなのか、こちらの洋館はカントリー・ハウスを模して建てられたんだそう。
エントランスをくぐるとまず目に入るのが、広々とした玄関広間に赤い絨毯、高い天井、シャンデリア、そして木の温もりを感じる梁。
ここでまずテンションが上がります。
1階はお客様をおもてなしするためのスペース
晩餐会のための大食堂や、来賓をもてなしくつろいで過ごしてもらうための客室が。
大理石で造られた装飾品や、洒落たシャンデリア、そして大きな窓が印象的!
客室にある窓は”室内に陽の光がよく射し込むように”、そして大食堂にある窓は、晩餐会が夜に開かれることから”室内の明かりが外に漏れ出るように”設計されているんだとか。
そこまで考えられているとは、さすがですね。
2階は侯爵家のプライベートスペース
そして2階には、侯爵の書斎や夫人のお部屋、そして侯爵夫妻の寝室などなど、家族の私室が並んでいます。
これまた豪華で美しいお部屋の数々!うっとりしちゃいます。
そしてこちらの壁紙は「金唐紙」といって、とても高価なものだそう。
その他のお部屋や、子供部屋、浴室、そして渡り廊下で繋がっている使用人たち(なんと130人以上もいたとか!)のスペースなどもあり、そのあまりの広さに自分が今どこにいるのか分からなくなるほどでした。
家具や絨毯、壁紙など、、、一つ一つにこだわりが感じられます。
まとめ
タイムスリップや異世界トリップ的な物語が好きな夢子・・・そんな非現実を体験できる洋館。
しかも!夢子的に驚いたのが、こちらの洋館なんと見学料が無料なんです!!!
(例え見学料があったとしても何の文句もない、、、いや、むしろ当たり前よね?なレベル)
しかも、曜日・時間帯によってはボランティアの方による無料ガイドも!
夢子もこのガイドツアーに参加し、時間にして40分ほど?説明を聞きながらじっくりと見学することができました。
とても興味深いお話が聞けるので、見学の際は是非参加されることをおすすめします♪