ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見た。
今回は、なぜか数年おきに無性に観たくなる!読みたくなる!時期がやってくる、、、まさにゴシックロマンの金字塔!の「レベッカ」です。
監督はご存知ヒッチコック。
英国で活動していたヒッチコックの渡米第一作、第13回アカデミー賞、最優秀作品賞・撮影賞(白黒部門)の2部門を獲得した名作です。
作品紹介
【作品名】
レベッカ(1940年)
<原題:Rebecca>
【スタッフ・キャスト】
<監督>
アルフレッド・ヒッチコック
<原作>
ダフネ・デュ・モーリア
<出演>
ローレンス・オリヴィエ
ジョーン・フォンテイン
※フォンテインは本作『レベッカ』 でアカデミー主演女優賞を逃したものの、翌年公開された同監督の『断崖』で見事アカデミー主演女優賞を受賞
【あらすじ】
旅行先のモンテカルロで偶然英国貴族のマクシムに出会い、後妻に迎えられた”わたし”。
だが、彼の邸宅マンダレーでは海難事故で溺死した美貌の先妻”レベッカ”の見えない影が全てを支配していた・・・。
おすすめポイント
①サスペンスの傑作!
重厚感のある古いお屋敷を舞台に、亡くなった先妻の見えない影に追いつめられていく美しいヒロイン。
そのジワジワくる心理描写はさすがヒッチコック!
観ているこちら側も、まるで霧がかった夢の中を進んでいくような気分になります。
②影の主役?!ダンヴァース夫人
先妻レベッカを崇拝する家政婦頭のダンヴァース夫人。
その得体の知れない不気味さがすごい!
(この映画の肝はダンヴァース夫人だと思うのです。)
③原作はヒッチコック映画「鳥」でも有名なデュ・モーリア
原作は英国人女流作家ダフネ・デュ・モーリア。
デュ・モーリア作品にハズレなし!(と夢子は思っています。)
彼女の作品って、基本的に不穏な空気が漂っている・・・気がします。
でも、どこか幻想的でロマンチックなモノを感じるんですよね。(やはり作者が女性だからかしら?)
まとめ
モノクロ映像が物語の世界観にピッタリ!
そしてヒロインを演じるジョーン・フォンテインの美しいこと!
この時代の俳優さんって、男女ともに美しいだけじゃなくって優雅で品がありますよね。それでもってゴージャス!
フォンテインのお姉さんは映画「風と共に去りぬ」でメラニー役を演じたオリヴィア・デ・ハヴィランド。
(2020年に104歳でお亡くなりになりましたね。)
姉妹は父親(イギリス人の両親)の仕事の関係により東京で生まれたそうで、日本とも何気に縁があるんですよね。
そしてマキシム役を演じるのは英国の名優ローレンス・オリヴィエ。元妻がヴィヴィアン・リーというのも有名ですね。なんだろ・・・なんかすごい豪華ですね・・・。
数年前にNetflixでリメイクもされた本作品。
「現代版レベッカ」という感じで衣装や映像がおしゃれでした♡
夢子はやっぱりヒッチコック版派ではありますが、、、Netflixが新たな解釈で映像化したというリメイク版と見比べてみるのも面白いかもしれませんね♪