夢子が少女時代、夢中で読んだ漫画と言えば・・・”くらもちふさこ”さんの作品もその一つ。
書き出したらキリがないほどの名作揃い!
夢子はその中でも特に「おしゃべり階段」や「いつもポケットにショパン」「いろはにこんぺいと」「東京のカサノバ」「アンコールが3回」「海の天辺」あたりが思い出深いです。
今回は、そんなカリスマ漫画家☆くらもちふさこさんの同名作品を映画化した「天然コケッコー」。
山や田んぼしかない(海もある!)町中全員知り合いの木村町。
全校生徒が6人しかいないド田舎の分校にやってきた転校生大沢くんと純情可憐なそよちゃんの淡い恋模様を描いた物語です。
作品紹介
【作品名】
天然コケッコー(2007)
<原作:くらもちふさこ>
【監督】
山下敦弘
【キャスト】
夏帆
岡田将生
夏川結衣
佐藤浩市
【あらすじ】
山と田んぼが広がる木村町。
方言丸出しの中学二年生右田そよの通う、小中学生あわせても全校生徒たった6人の分校。
そこにある日、東京からかっこいい大沢広海が転校してくる。
初めてできた同級生との、楽しく過ごす毎日に、期待に胸膨らませるそよ。
一方、面倒見のいいそよとは正反対で、ちょっと意地悪でとっつきづらい大沢。
やがて、そよはそんな大沢が気になりだして・・・。
引用元:https://amzn.to/3McxFEb
夢子的見どころ
〜初々しい俳優陣がいい!〜
”そよ”を演じるのは当時15歳の夏帆。
一人称「わし」の方言を話す素朴な美少女を演じています。
そして、そよの初恋相手のちょっとひねたクールなイケメン(だけどハートは熱い)を演じているのが当時17歳の岡田将生。
この主演二人が役にピッタリ!
岡田君の少年っぽさや、夏帆ちゃんの丸い頬っぺた、そしておさげ髪がいいんです。心が洗われるような清廉さ!爽やかさ!
10代は人生に一度しかないわけで、この時期の2人だからこそ演じることができた「きらめき」なんだろうな。
〜懐かしい田園風景!〜
舞台となった島根の豊かな自然も見どころです。
季節の移り変わりとともに、そよと大沢君ふたりの仲が徐々に縮まっていくのが伝わってくるのですが、それが直接的なセリフではなく映像を通して伝えてくれるところがいいなと。これぞ映画!
なぜか「懐かしい」と感じてしまう里山の風景、そして虫や鳥たちの鳴き声・・・田舎で育ったわけでもないのに、不思議です。
まとめ
特に大きな事件は起こりません。
でもあの頃って、思春期の親子関係だったり、ちょっと友達と気まずくなるようなものなら、それこそ大事件のように感じましたよね?
「天然コケッコー」はそういったエピソードが田舎の何気ない日常とともに描かれています。
小さな村で育まれる淡い初恋、それを見守る家族や友人、美しい四季・・・
観れば「クスッ」とするところもあり、ポカポカと温かく優しい気持ちになれる作品です♪